国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

紅白芙蓉図 李迪筆

ホームページ掲載で判明したもの。南宋の頃の作品、写実的で淡い色合いで芙蓉を描いており、後の安土桃山以降の日本画に通じるものを感じる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 www.tnm.jp

芦手絵和漢朗詠抄(藤原伊行筆)

同じくホームページに掲載されているので展示間違いなし。芦の絵と草書体がうまくマッチングしている。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 芦手絵和漢朗詠抄〈藤原伊行筆/〉 文化遺産オンライン

古今和歌集 巻第十二残巻(本阿弥切本)

ホームページでも掲載されており、プレ展でも展示されなかったので、京博所蔵の古今和歌集は展示当確。国指定の古今和歌集は10件あるので、発表のあった高知県所有が短期間展示であるため、1週間ごとの展示変更もあるかも。(これで展示件数の4パーセント…

手鑑「藻塩草」

「翰墨城」(MOA美術館蔵)、「見ぬ世の友」(出光美術館蔵)とともに三代手鑑のひとつ。プレ展での展示ということで手鏡揃はなくなった。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 手鑑「藻塩草」 - e国宝

明恵上人歌集 高信筆

明恵上人は後鳥羽上皇より栂野山を寺域として賜り、高山寺として再興した。華厳宗中興の祖。超天才で清廉潔白な人物であり、和歌にも長けていたため、それを記したもの。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 明恵上人歌集〈高信筆/〉 文化遺産オンライ…

日本書紀神代巻下 卜部兼方筆

京博所蔵の日本書紀巻第二十二(岩崎本)はⅢ期で登場。もう一つの所蔵品の吉田本はプレ展でお目見え。卜部家は鎌倉時代から吉田と名乗ったことから吉田本と命名。天理大学も所蔵。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 日本書紀神代巻上下(吉田本) - e…

一品経和歌懐紙

西行など平安末期の歌人や名筆家が和歌を懐紙に書いたものを集めたもの。スーパースターの寄せ書き。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 一品経懐紙(西行・寂蓮等十四枚) - e国宝

稿本北山抄巻第十 藤原公任筆

典礼を書いたもので、公的な文章よりもラフな書き方が親しみを感じる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 今 稿本北山抄巻第十 - e国宝

新撰類林抄巻第四残巻  

唐時代を代表する詩人の作品が書かれている。世説新書とは違い、ひょろひょろした字体で唐様の草書体だそうだ。内容によってフォントを変えることで、内容に表情を与える。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 今 新撰類林抄巻第四残巻 - e国宝

世説新書巻第六残巻

京博ではプレ国宝展として、京博所有で展示に漏れた書跡7点を常設展にて公開中。本書は名士の逸話が書かれたもので、25字で端正優雅に書かれている。背も見どころ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 世説新書巻第六残巻 - e国宝

志野茶碗 銘 卯花墻

国宝の陶磁器は14件しかない。その中で国産は仁清作など絞られる。国産茶碗の国宝に限ると本阿弥光悦作の楽焼白片身変茶碗 銘不二山とこの志野茶碗になる。割れ物であるため、保存が難しく大切にしていても地震や火事、戦火などで壊れてしまう。それらの危…

油滴天目

漆黒の器に滴が落ち、波紋のように広がり無限の小宇宙を感じるそんな天目茶碗だ。意識してできたデザインではなく、自然とできたものだからこそ神秘性を帯びる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅢⅣ 大阪市立東洋陶磁美術館

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。