縄文のビーナスと仮面の女神は長野県茅野市にある尖石縄文考古館で保管されている。ともに個性的な顔をしているが、体つきはでっぷりとして肉付きの良いまん丸としたものになっている。下半身がどっしりとしており、お相撲さんの人形のようにも見える。
縄文時代の遺跡から発見されたもので最初に国宝指定となったのが縄文のビーナス。顔はハリネズミ用に鋭く鼻も尖っている。胸に乳首らしきものがあり、腹と尻が出っ張っている。最初の国宝なのでビーナスと名付けたのだろうが、美しさはあまり感じない。
仮面の女神は逆三角形の仮面を被っている。顎が退化した現代人の顔が逆三角形になっていることを予想して作ったとは思わないが、なにか参考になる人がいたのだろう。こちらは膨らんだお腹の中心にぽっちがあり、腹と足ともにかなり太い。
駅からかなり距離のある尖石縄文考古館。八ヶ岳の登山を楽しむ人にもおすすめの立地にある。信州で避暑するために寄りたい場所の一つである。