国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

風雨山水図 伝馬遠筆

静嘉堂文庫美術館はもともと三菱財閥の岩崎家の別荘のあった木々に囲まれた小高い丘にある。場所は二子玉川の閑静な高級住宅地から数キロ行った所で、別荘だった頃は田畑が周り囲っていたことだろう。岩崎家の秘宝館には国宝が7点、重文83点も保有しており、その一つ南宋時代の山水画が出展される。

レア ★☆☆

観たい ★☆☆

コラボ ★☆☆

期間 Ⅱ

www.seikado.or.jp

瀟湘臥遊図巻 李氏筆

乾隆帝が愛した名品の一つ。李公麟の作品として愛されていたのだが、研究の結果、別の李さんの作品だったことが分かった。贋作ではないが、無名の作者の作品なら価値が下がりそうなものだが、そこは乾隆帝の(真の意味で)お墨付きがついた作品なので、真贋の範囲を超えた評価となった。

レア ★☆☆

観たい ★☆☆

コラボ ★☆☆

期間 Ⅰ

瀟湘臥遊図巻 - e国宝

山水図 李唐筆

大徳寺の塔頭寺院・高桐院。10月第2週の日曜日に大徳寺とともに曝涼展を開く。細川家の菩提所で、シンプルな苔庭が魅力的な寺院だ。紅葉と苔の緑のコントラストが絶妙で、観光できた多くの人が縁側で物思いにふけっている。山水画は中心に川が激しく流れており、寺の静寂を切り裂く動的な印象を持ち、ここでも縁側と床の間の対極が味わいとなる。。

レア ★☆☆

観たい ★☆☆

コラボ ★☆☆

期間 Ⅱwww.geocities.jp

阿弥陀三尊像 普悦筆

阿弥陀三尊像はポピュラーな仏画。そんな構図でも、南宋から輸入され、現在も残っている数少ないもので、室町将軍家が所有していたとあって平成24年に国宝指定された。

レア ★☆☆

観たい ★☆☆

コラボ ★☆☆

清浄華院の文化財 - 清浄華院公式ホームページ

十六羅漢像

仏や神は信仰の数だけ増えていく。仏像の脇侍を入れて3体になったり、四天王に八部衆十二天など次々に増殖する。今回は十六羅漢。それぞれにオタク心をくすぐる難しい名前がついている。羅漢大集合として五百羅漢も存在し、500体の石造が丁寧に彫られて鎮座している寺院もある。

レア ★☆☆

観たい ★☆☆

コラボ ★☆☆

期間 Ⅳseiryoji.or.jp

曜変天目 龍光院

予想通り、龍光院所蔵の曜変天目の出品が発表された。Ⅱ期のみ、たった2週間。次回、いつお目見えするかと思うと無理をしてでも見に行くべきだ。(長蛇の列は必至)

その他の龍光院所蔵品と合わせてⅡ期は龍光院展といっても過言ではない。Ⅱ期前半は雪舟勢ぞろいもあり、入場までの道のりを考えると恐ろしい。

レア ★★★

観たい ★★★

コラボ ★★★ 龍光院秘宝3つ同時公開

期間 Ⅱ

花鳥図襖 狩野永徳筆

安土桃山時代の天才絵師・狩野永徳安土城大坂城など時の権力者の居城に飾る障壁画の発注が次々と来た人気絵師。天下人に愛された、狩野派の中興の祖と言って間違いない。絢爛豪華な大和絵や中国水墨画などのよい部分を残し、力強いタッチで描くことから武士に愛されたのかもしれない。

レア ★☆☆

観たい ★★☆

コラボ ★★☆ 狩野派

期間 Ⅱ後Ⅲ

狩野永徳-梅花禽鳥図(四季花鳥図襖)-(画像・壁紙)

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。