国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

2017-09-21から1日間の記事一覧

瀟湘臥遊図巻 李氏筆

乾隆帝が愛した名品の一つ。李公麟の作品として愛されていたのだが、研究の結果、別の李さんの作品だったことが分かった。贋作ではないが、無名の作者の作品なら価値が下がりそうなものだが、そこは乾隆帝の(真の意味で)お墨付きがついた作品なので、真贋…

山水図 李唐筆

大徳寺の塔頭寺院・高桐院。10月第2週の日曜日に大徳寺とともに曝涼展を開く。細川家の菩提所で、シンプルな苔庭が魅力的な寺院だ。紅葉と苔の緑のコントラストが絶妙で、観光できた多くの人が縁側で物思いにふけっている。山水画は中心に川が激しく流れ…

阿弥陀三尊像 普悦筆

阿弥陀三尊像はポピュラーな仏画。そんな構図でも、南宋から輸入され、現在も残っている数少ないもので、室町将軍家が所有していたとあって平成24年に国宝指定された。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 清浄華院の文化財 - 清浄華院公式ホームページ

十六羅漢像

仏や神は信仰の数だけ増えていく。仏像の脇侍を入れて3体になったり、四天王に八部衆、十二天など次々に増殖する。今回は十六羅漢。それぞれにオタク心をくすぐる難しい名前がついている。羅漢大集合として五百羅漢も存在し、500体の石造が丁寧に彫られて…

曜変天目 龍光院

予想通り、龍光院所蔵の曜変天目の出品が発表された。Ⅱ期のみ、たった2週間。次回、いつお目見えするかと思うと無理をしてでも見に行くべきだ。(長蛇の列は必至) その他の龍光院所蔵品と合わせてⅡ期は龍光院展といっても過言ではない。Ⅱ期前半は雪舟勢ぞろ…

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。