国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

鵲尾形柄香炉 東博

東博の東洋館の5階では日韓国交正常化60周年を記念して、朝鮮半島から日本に渡ってきた文化財を公開していた。高麗茶碗はその名称にもつけられているので分かりやすいが、その他にも多くのものが渡来している。
そんな文化財の中に国宝の展示もあった。法隆寺献納宝物の鵲尾形柄香炉である。部屋から出た廊下部分での展示あり、勢い良く部屋をでると見逃してしまう位置に国宝が陳列されていた。どの展示会でも国宝となれば扱いは上座の一番目立つところでの展示だが、結構な末席での展示でびっくりした。
鵲尾形柄香炉は聖徳太子に仏教の哲学を教えた慧慈法師が用いたとされる。慧慈法師は朝鮮半島の北部に栄えた高句麗から渡来僧で、火炉の台座にある特殊な花形が6世紀から7世紀にかけて百済で作られた飾り金具に多く見られる特徴と一致する。聖徳太子視点からは国宝だろうが、日韓交流を示す1つの文化財として展示していた。

 

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。