2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧
2025年は兎にも角にも大阪・関西万博開催に合わせた国宝大集合特別展ラッシュだった。 その2大イベントは、奈良国立博物館で開催された超国宝展と大阪市立美術館の日本国宝展に尽きる。両館ともに初めての国宝展で、ラインナップは東博や京博で開催され…
豊臣秀吉は刀好きであった。多くの名刀を集めたとされるが、そのひとつが前田育徳会所蔵の富田江である。元々の所有者は富田信広で、堀秀政が金16枚で買い求め、それを秀吉に献上した。秀吉から姉の子・秀次へ与え、また秀吉に献上される。秀吉の死後に、遺…
来年4月から京博で行われる特別展は北野天神だ。その本殿は豊臣秀吉の遺命により豊臣秀頼が造営したものである。特長は八棟造または権現造と称され、豪華絢爛な建築方式。本殿・石の間・拝殿の3棟が連結し、上から見ると「エ」の字に見えます。正面からは多…
竹生島にある都久夫須麻神社の本殿は豊臣秀吉が築城した伏見城の日暮御殿を移築したものである。唐門と同じく息子の豊臣秀頼が片桐且元に命じて移築した。彫刻がすばらしく、贅沢な神社だと思っていたが、移築されたものであった。伏見城は秀吉が亡くなった…
国宝の唐門は秀吉と縁深いものが多い。 琵琶湖の北側、湖に浮かぶ竹生島にある宝厳寺の唐門は、もともと京都東山にあった秀吉を祀る豊国廟の極楽門を、息子の秀頼が命じて片桐且元が指揮して移築したものである。 極彩色の派手な門で、門に施された彫刻が素…
豊臣秀長の死後、兄である秀吉に対してストッパー役がいなくなったことにより、朝鮮半島への出兵など費用がかさむことを躊躇なく実施した。また、派手な建造物の構築や前代未聞のイベント開催など、天下人として好き放題した。 その中でも派手さでは群を抜い…
来期のNHK大河ドラマは豊臣兄弟!だ。豊臣秀吉と弟の豊臣秀長の兄弟の半生を描く。 尾張で生まれた木下兄弟は、木下藤吉郎秀吉の立身出世によって、羽柴姓となり、その後、豊臣氏を賜るまでとなった。秀吉が全国制覇の裏には、陰日向に活躍した秀長視点の物…
興福寺の中金堂は火事で何度も消失している。初代の建物は721年に完成したが、それから6度も焼失。1717年を最後に再建の努力はしつつも、1819年に町屋の寄進により規模を縮小した仮堂ができたのがやっとであった。そして2018年にようやく中…
興福寺の木造無著・世親立像は2017年に興福寺の中金堂再建記念事業として企画された運慶展in東博で見ている。もちろん奈良の北円堂内でも見てはいるものの、台座に乗り陣形に配置されているため少しだけ見えにくい。しっかりとフラットに見るには展示…
東博本館で国宝を観るのならば、絶対に欠かすことができない場所が2階2室の国宝室である。おおよそ1か月に1回の入れ替えで、年度初めに公開作品のスケジュールを発表するので遠方者にはお気に入りの作品を観に行く計画が立てやすい。また、ふらっと東博に…
東博の企画展・中国書画精華では東福寺からの国宝も展示されていた。秋のこの時期は東福寺の通天橋は紅葉がとても綺麗で多くの人が訪れている。まさに、ザ・秋の京都といった雰囲気なのに、市内地からもすぐに行ける場所にあるのが魅力である。東福寺を開山…
常盤山文庫の所蔵品が東博に寄託されてからは、同館の名品を東博の企画展料金で見ることができる機会が増えている。馮子振筆の易元吉画巻跋もそのひとつで中国書画精華で展示されていた。馮子振は元時代の文人で、京博の宋元仏画展を見た後なので、同時代の…
東博東洋館で日韓国交正常化60周年の企画展を見た後は、中国書画精華と題した企画をしている4階へ行く。だいたい秋口にかけて、国宝を含む企画展が開催されている4階第8室。今年も中国からもたらされた名書画たちが並んでいた。入口すぐ右側には伝胡直…
東博の東洋館の5階では日韓国交正常化60周年を記念して、朝鮮半島から日本に渡ってきた文化財を公開していた。高麗茶碗はその名称にもつけられているので分かりやすいが、その他にも多くのものが渡来している。そんな文化財の中に国宝の展示もあった。法…
東博で開催していた北円堂展は5時以降のナイトタイムで見ることにしていたが、昼間も東博を訪れていた。夏前に東博を訪れた際に見ておきたかった国宝が見られなかったためだ。その国宝は法隆寺宝物館で展示されている伎楽面で、2025年に指定を受けた。…