2023-02-01 武蔵埼玉稲荷山古墳出土品 埼玉県立さきたま史跡の博物館 国宝 考古 埼玉の由来となった場所にある古墳、埼玉(さきたま)稲荷山で発掘された出土品は日本の歴史を記す古事記や日本書紀の記述を裏付ける発見となった。 出土品した金錯銘鉄剣は、115字からなる銘文が刻まれていた。その内容がヤマト政権との関係性が分かるもので、被葬者が大首長またはその一族の有力者とされる。辛亥年と年号が刻んでいることから五世紀の古代社会の史料として、現存最古の日本の文章である。文字数も古墳時代に見つかっているもののなかではかなり多く、国宝指定に納得の出土品である。 sakitama-muse.spec.ed.jp