東博で行われる今年度分の新指定国宝・重要文化財展が1月31日〜2月19日で開催されることとなった。コロナ前までは、前年度分の新指定国宝・重要文化財を4月中旬からゴールデンウィーク最終盤までの期間で開催していた。しかし、気候の良い春先だと人が集まると予想されることから、2月の寒い冬場での開催にしたようだ。
ここしばらくは開催していなかったが、コロナ禍でも国宝指定は続いていた。ただ、選択する文化財に宮内庁三の丸尚蔵館が加わるようになり、大味な指定が多くなり、なんらかの展示会で見たことがあるものが多くなった。
その中でも北海道白滝遺跡群出土品は見たことがなく、三の丸尚蔵館所蔵の3点とは違い、本展示会への出品がある(ほかの3点はパネル展示のようだ)。北海道まで見に行くのもよいのだが、地方の国宝を観るのに一番都合がつきやすいのが東博でのお披露目展であることは間違いない。期間が微妙に短いのが難点だが、なんとか都合をつけて見に行きたい。