最近、室生寺がちょくちょくとテレビで紹介されている。新しく寶物殿が出来たことから、露出が多くなっているようだ。気になったので行くことにした。
室生寺は近鉄・室生口大野駅からバスで行く。バスの本数が1時間に1本ぐらいあるので、そこそこ行きやすい(ただ、昼に空白の時間帯がある)。バス停から昔ながらの門前の商店を見ながら、数分で室生寺につく。自然に囲まれた山の修行場であるので、観光地化された都会の寺院とは全く違う雰囲気がたまらなく良い。
金堂の公開と宝物館のセット券の購入を済ませると、すぐに見慣れないオシャレな建物がある。真新しいお土産やと後ろに寶物殿が出来ていた。仁王門に至るまでのデットスペースに造っていたのだ。とりあえず楽しみは後にして、参拝を済ませるため、先へ行く。
金堂は山中の冷気を吸い込むように扉が全開となっていた。山の傾斜を利用して、外陣からの参拝者は突き出した部分、内陣はしっかりと大地を掴んだ部分で拝むことができる。高さがそれほどある建物ではないはずだが、斜面に足をつけることで、下から見るとかなり大きな建物に感じる。室生寺が山の中にあるため、こういった遠近効果をうまく利用している。