国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

金堂 室生寺

最近、室生寺がちょくちょくとテレビで紹介されている。新しく寶物殿が出来たことから、露出が多くなっているようだ。気になったので行くことにした。

室生寺近鉄室生口大野駅からバスで行く。バスの本数が1時間に1本ぐらいあるので、そこそこ行きやすい(ただ、昼に空白の時間帯がある)。バス停から昔ながらの門前の商店を見ながら、数分で室生寺につく。自然に囲まれた山の修行場であるので、観光地化された都会の寺院とは全く違う雰囲気がたまらなく良い。

金堂の公開と宝物館のセット券の購入を済ませると、すぐに見慣れないオシャレな建物がある。真新しいお土産やと後ろに寶物殿が出来ていた。仁王門に至るまでのデットスペースに造っていたのだ。とりあえず楽しみは後にして、参拝を済ませるため、先へ行く。

金堂は山中の冷気を吸い込むように扉が全開となっていた。山の傾斜を利用して、外陣からの参拝者は突き出した部分、内陣はしっかりと大地を掴んだ部分で拝むことができる。高さがそれほどある建物ではないはずだが、斜面に足をつけることで、下から見るとかなり大きな建物に感じる。室生寺が山の中にあるため、こういった遠近効果をうまく利用している。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。