国宝を観る

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梵鐘 當麻寺

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當麻寺は4月14日にお練り供養が行われる。天気予報では午後から雨予想だったので、午前中に訪れた。

近鉄当麻寺駅から歩いて十数分。當麻寺までは一本道のため迷うことなく東大門正面へ着く。寺の伽藍は一段高い地にあるため、東大門前についてもほとんどなにも見えない。ただ、東塔の一部が見えるのみだった。

東大門を抜けた境内ではお練り供養の日だったので、入り口近くにテントを張って案内のパンフレットを配っていた。その先の一番手前正面に鐘楼が見える。鐘楼自体は飾り気がなくごく普通の造り。ここに国宝が控えているとは到底思えない。

鐘楼にある梵鐘は680年代に鋳造されたもので、在銘で国内最古の妙心寺鐘(698年)よりも古い日本最古の梵鐘として知られる。平城京遷都よりも前に造られた梵鐘で、この地域が大和王朝の重要な拠点であったことを物語っている。

さて、国宝の梵鐘だが、釣られているのに加えて鳥対策で網が貼られているので見えにくい状態にある。時間もあったのでしっかりと観たのだが、鑑賞には不向きな陳列?であることだけが分かった。以前、梵鐘を見るために梯子を付けて一般開放したことがあったようで、そのようなイベントがあればもう一度見に行きたい。

東博の国宝が2022年10月18日〜12月11日に開催。 150周年記念展のため、所有する国宝89件すべてを公開する。