甲信地域、国宝巡りもオーラス。これまでで一番駅から近い国宝である清白寺の仏殿に行く。東山梨駅から南へ歩いて数分。田畑が広がるなかに寺院はある。
清白寺は足利尊氏が夢窓疎石を開山とし、1333年に創立したと伝えられる。仏殿は1415年に造られた禅宗様式の代表的建築物で、大きさは小型のかわいい造りとなっている。写真で見ると威風堂々としているが、仏殿の後ろにある庫裏の方が大きさ的にも大きく、周りにどうようの建物があったら目立たない存在であっただろう。伽藍は楼門から直線状に仏殿を配して、中心であることを分かりやすく表現している。桜の散り際だったので、満開時はさぞ写真に映える構図となっていることだろう。