国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

本堂 大善寺

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山梨に移動して、大善寺へ行く。直通バスの本数が少なく、朝一に塩山駅から出るバスへ乗る。白々と雪を被る富士山らしき山影を見つつ、バスで30分。大善寺前へ到着した。

桜の名所としても知られているが、今年は早く咲いたため葉桜になりつつあった。本堂へは階段を登るとすぐ正面にあった。檜皮葺きの屋根がとても綺麗なお堂で、これまで見た国宝の中でも一、ニ位を争う姿で見ていてほれぼれしてしまう佇まいだ。行基が718年に創建したとされる寺は甲府盆地で力を持っていた三枝氏の氏寺であった。寺の謂れとしてぶどうを持った薬師如来が現れて、満願を果たしたことからこの地に建立されたそう。勝沼ぶどう郷駅命名されるぐらい、葡萄との縁が深い地域である。

さて、帰りのバスは接続が悪いため、歩いて駅に向かう。葡萄畑を横切り、小高い場所では盆地の景色を楽しみながらウォーキングに勤しんだ。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。