2022-03-17 金銅能作生塔 長福寺 国宝 観た 金工 仏教における塔は信仰の象徴で、仏舎利を納めることに用い、仏を宿らせる象徴となっている。仏像は具体的で分かりやすい象徴となっているが、塔もその内部や表面などに絵画を施すことで信仰の対象としてきた。 金銅能作生塔は宝珠などを納めるために造られた。古代の宝珠は貴重なため、それを納めるための容器も豪勢に作り上げている。高さは26センチメートルと持ち運びも可能な大きさだが、日常的に持ち歩くまでには至らない。高度な金工技術で作られており、信仰心の高さが分かる鎌倉時代の作品となっている。