2021-06-28 細字金光明最勝王経 竜光院 国宝 観た 書跡 竜光院の経典祭りは大字法華経と対極をなすように細字金光明最勝王経も展示してあった。こちらは細かな字でびっしりと文字を書き記している。情報をより多く伝えるための微細化は日本人が得意としており、工業分野でも世界を一歩リードしている。仁和寺の三十帖冊子のように持ち運びを前提に書かれた細かさではないので、丁寧で読みやすい字で書かれている。奈良時代中期の写経とみられることから、新興の真言宗が集めた経典のひとつである。