国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

講堂 唐招提寺

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天平時代の建物として境内に残る唯一の建物が講堂である。平城宮の「東朝集殿」を移築・改築した。金堂の真後ろにあるため、入り口からは全く見えない。後ろに回ると横長の建物が現れる。開放感ある建物で、講和するにはとてもよい。

本尊は弥勒如来坐像で、菩薩であることが多い弥勒が悟りを開いた弥勒様である。厳しい戒律の中で修行するため、心が折れない様に常に悟りを開いた弥勒様が見守っている。

金堂で人々を救い、講堂で人を導く。鑑真和上の教えが伽藍配置に息づいている。

 

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。