国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

伝獅子吼菩薩立像 唐招提寺

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京博の1階の展示は特別展のテーマにあった巨大な仏像が出迎えてくれてる。ここ最近は安祥寺の五智如来坐像が不動のセンターとして君臨して、その周りの像が入れ替わって展示が変わっていた。

唐招提寺にも大きな仏像がたくさんあるが、その中で国宝の伝獅子吼菩薩立像が登場。国宝の仏像にも関わらず壊れている部分が結構多く目立った像である。部分的に補修されることが多い仏像に合って、破損仏の状態が堅調な国宝は興福寺の仏頭に匹敵する。

2019年に国宝指定を受けた新米の伝獅子吼菩薩立像。しかし、制作時期は平安初期のもので、これまでの大陸仏像の影響下で制作されたものから和様にシフトする過渡期の作品となっている。

 

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。