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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

塑造十二神将立像 新薬師寺

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春日大社より南へ歩くこと十数分。山の辺の道沿いにある新薬師寺東大寺興福寺など大寺院が乱立する奈良市内にあって、足しげく通うには少し距離がある。

国宝の十二神将立像のうち伐折羅大将は日本の500円切手のデザインされたこともあり、人気の彫刻となっている。どの像も厳つい顔をしている。12方位を守るには打ってつけの警備兵といったところだ。

さて、堂内の片隅(入り口の反対側)に極彩色の十二神将があった。作られた当時の色を再現したものだそう。これだけ鮮やかな像だったら、多くの参拝者を集めたことは想像に難くない。現物のほうはというと少し暗いこともあり、彩色が残っているかどうか見えづらい。プロジェクションマッピング技術を用いて彩色を再現したら足しげく通う人も多くなるだろう。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。