国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

五智如来坐像 安祥寺

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京都国立博物館は旧館などの建物が重要文化財に指定されている。もちろん修繕しながら今日まで博物館として利用され続けてきているので、文化財修理展のりっぱな展示物とも言える。

修理展開催中の平成館1階中央部にある彫刻展示室のメインを飾る仏像は、各寺院から与って修繕を終えたものを常設で1年以上展示している。以前は金剛寺の本尊が修繕を終えて鎮座されていた。金剛寺の本堂を含む平成の大修理に合わせて調査した結果、2017年に国宝となった縁起のいい場所である。

代わってメインを飾った安祥寺の五智如来坐像は2019年に国宝に指定された。五躰一具が揃って伝わる国内最古の五智如来坐像ということが証明されたため指定替えとなった。国宝彫刻に指定替え続き縁起のいい場所に次に鎮座するのはどの仏像か楽しみである。

 

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。