国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

天橋立図 雪舟

火曜日20時、BS日テレで放送中のぶらぶら美術・博物館で4週にわたりコロナ対応の著名美術評論家が選ぶ10選を放送。第3段は「死ぬまでに見たい日本絵画10選!山下裕二×仏画の最高峰から琳派若冲、隠し玉まで」と題して、日本画をピックアップ。この紹介で国宝が何点かあった。

山下裕二が紹介する作品であることから、雪舟は間違いなく入選。その中で選んだのが天橋立図である。洛中洛外図など屏風絵などで絵が描かれる鳥観図は実物と町の文化のいいとこどりしたイリュージョンな作品に仕上がっている。また、伊能忠敬の地図や、各地域の領地を実測したものなどは本物志向で、あくまでも資料的要素が強い。その中間にあたるのが天橋立図で、本物に近いところ、水墨画家としての芸術性を併せ持った作品となっている。山下氏が発見したという、折り重なった部分の朱色が対面に付いた話などもあり、山下節全開の紹介であった。

https://www.kyohaku.go.jp/jp/syuzou/meihin/suibokuga/item01.html

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。