趙子昂は南宋末期から元にかけての文人画家。宋皇帝一族にも関わらず、元に仕えた。王羲之の書を学び、唐以来の伝統な画風を会得した。モンゴルの遊牧民が王朝を作ったことから、文化的素養を受け入れるうえで趙子昂は高い地位を得た。そんな趙子昂が禅宗の構想である中峰明本に宛てた手紙が国宝となっている。激動の時代に加えて、体調不良や家族の死など事あるごとに悩みを相談。人間・趙子昂が窺える手紙となっている。
レア ★★☆
観たい ★★☆
http://www.seikado.or.jp/collection/nationaltreasure/index.html