2020-03-12 太刀 銘包永 静嘉堂文庫 国宝 金工 静嘉堂文庫では過去に日本刀だけの展示を開催している。その目玉の一つが同館が保有する国宝の包永だった。手掻包永とも言われ、大和の刀工、手掻(転害、天蓋)派の祖である包永が打った太刀である。包永は鎌倉時代に東大寺の門前に住んでいたようで、慶派の仏師たちと交流があったはず。力強い反りは東大寺南大門の金剛力士像のような筋骨隆々を刀で表現したのかもしれない。ほかにも刀重要文化財に指定されている刀9振も同館所有は所有しており、三菱至宝展での展示が待ち遠しい。 レア ★☆☆観たい ★★☆ www.seikado.or.jp