日本の城で安土桃山時代から江戸時代初期にかけて建てられ、現在まで残っているものが12個ある。地震や戦争、火事、落雷など様々な外的要因の崩壊から逃れた歴史的建物である。そのすべてが国宝または重要文化財に指定されている。
さて、国宝なのは5つで松本城、犬山城(以前は個人所有だった)、彦根城、松江城(2015年指定替え)と姫路城である。
姫路城は大規模修繕工事を終えた頃は屋根まで真っ白だったが、時がたつにつれ瓦部分は黒い落ち着いた色となってきている。姫路駅からは少し離れた位置にあるはずの姫路城だが、駅から城までの見通しをさえ切るものがないように大きな直線道路で結ばれており、歩いていく場合は徐々に近づいていく雰囲気を味わえ、まるで城に攻め込むかの体験が楽しめる。
さて、城には天守のほかに小天守や櫓など普段は非公開の場所がある。特別公開として時期を変えて見るイベントが開かれ、何度も行きたくなる工夫がされている。また、売店で御朱印ならぬ御城印が売られているとのことで、現存12天守御城印を集めたくなる。