国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

三十帖冊子 仁和寺

 仁和寺・霊宝館の秋展(9/19-12/6)は「弘法大師が唐から持ち帰った至宝 国宝三十帖冊子」と題して東博の特別展でも長蛇の列ができた三十帖冊子が登場予定。

ちょうど2年前の冬に開催された東博の仁和展では修繕を終えた三十帖冊子がすべて登場した。空海が書写させ、一部は自らも筆を取った冊子は一部失ったので30冊になったのでこの名前で呼ばれている。仁和寺の特別展では毎回点数は少ないながら所有する国宝がお目見えする。春は嵯峨天皇宸翰、夏は孔雀明王仁和寺展で見たものと再会できる予定。

また、今年は春夏秋の特別展内の短い期間ではあるが、国宝仏像で最小の薬師如来坐像も展示。2020年は仁和寺が京都の国宝巡りのチェックポイントのひとつとなる。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。