国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

【京都名品展】花鳥図襖 狩野永徳

大徳寺塔頭寺院、聚光院にある襖絵。数年前に聚光院で狩野永徳筆の福間絵を公開したことがある。寺院自体の公開もほとんどない中で、すべて本物をはめ込んだもので、当分見ることができない企画だった。

そんな特別な公開イベントではなく、襖絵のみの公開についてもなかなかない。永徳作品は5月に東博での日本の美で唐獅子と檜図のコラボを観たが、あちらは大きな城にふさわしい仕上がり。一方で花鳥図は寺院内のこじんまりした中で、景観を変えるもので心安らぐ仕上がるとなっている。江戸時代の狩野派は虎や仙人などインパクトのある派手なものか説教くさいものが多いが、この襖は自然な感じが心穏やかにする。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。