昨年の夏のブラタモリで高野山を取り上げられたり、主人公になった映画の公開もあり、空海ブームが再来している。
ところが、空海とは何者なのかというカテゴリーが困難を極める。最もポピュラーなものは宗教家で密教の伝教師である。そして、ブラタモリでは地質マニアであったと解説されている。唐への留学の際には、中国語をすでにマスターしていたことに加えて、梵語にも長けていたため、現地での修業期間が極端に短くて済んだ語学者・翻訳者の側面もある。
今回は能筆家面で展示会に登場する。個人的には筆の面は事業家(土木関係?)として大成功し、お金があったことから紙(当時は超高級品)を容易に入手できたことで、すべてを自分で書き記したことで、能筆との評価がついたように思う。超VIPは専門業者に書かせることが多く、その点では勉強家の空海は人に任せるより自分で書いた方がメリットを感じたのかもしれない。
レア ★☆☆
観たい ★☆☆