国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

【国宝】松林図屏風 長谷川等伯筆

南宋画の影響を色濃く受けた長谷川等伯山水画が中国のまだ見ぬ風景であるのに対して、松林図は日本の見ることができそうな風景である。最小限の書き込みにも関わらず、奥行きだけでなく温度まで感じる。もし、周りに人がいないところで見つめ続けたら、絵に引き込まれてしまいそうだ。

Ⅲ期では牧谿の最高傑作である観音猿鶴図や狩野永徳の花鳥図襖など、時を超えた水彩画の比較が楽しめる。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。