「国宝」展のⅠ期も本日が最終日。出品されている作品のなかで、相国寺所有のものは、承天閣美術館(相国寺内)で見ることができる。無学祖元の墨蹟は4幅中、2幅がⅠ期のみ出品されている。だが残る2幅は美術館で引き続き見ることができる。
禅林美術展と題して、墨蹟を中心に禅を題材にした絵画、茶道具などを展示している。今回の国宝展にも出品している作家がラインナップされているのもうれしい。国宝ではないが牧谿や周文、狩野元信などの絵画や、蘭淫道隆、竺仙梵僊の墨蹟を観ることができる。また、Ⅰ期に出品されていた玳玻天目茶碗が特別展示される。(国宝展期間だけ美術館で見ることができなかったと言ってもよいが…)近場なので、Ⅱ期以降を観に来るなら寄っておきたい。