地獄の反対は極楽。浄土信仰は極楽に行くためには現世でなにをすべきかを説くが、その極楽のすばらしさが分からなければ信仰心も揺らいでしまう。すばらしさを図とした阿弥陀二十五菩薩来迎図 を観ることで極楽に行きたいと誰しもが思う出来栄えである。菩薩達の衣服を金で細かく描くことで神々しさが増し、現世の部分の平凡さ(絵はすばらしくわざと地味に描いている)と相まって神々しさが際立つ。源信展では前期の最初にしか展示がなかったが、一個人(KKベストセラーズ)9月号によると国宝展へ出品されるようで、短期間だったのはこのためだったのかも。
レア ★☆☆
観たい ★★☆
コラボ ★☆☆
期間ⅠⅡ