陶器
大阪市立東洋陶磁美術館では企画展として宋磁の美を開催中。膨大な陶磁器の寄贈を受けた安宅コレクション(この寄贈を元に美術館を建設した)中から選りすぐりの品々が陳列されていた。そして、所蔵の国宝2点も展示されており、国宝展にも出品される。 飛青…
孤篷庵自体、基本は非公開で数年に1度特別公開されるだけの拝観が難しい庵だ。江戸時代の名造園家である小堀遠州が建てたもので、視線の変化で部屋の雰囲気が変わる工夫などがあり、普通に見ていては気づくことができない小さいながらトリッキーな庵である…
国宝の陶磁器は14件しかない。その中で国産は仁清作など絞られる。国産茶碗の国宝に限ると本阿弥光悦作の楽焼白片身変茶碗 銘不二山とこの志野茶碗になる。割れ物であるため、保存が難しく大切にしていても地震や火事、戦火などで壊れてしまう。それらの危…
漆黒の器に滴が落ち、波紋のように広がり無限の小宇宙を感じるそんな天目茶碗だ。意識してできたデザインではなく、自然とできたものだからこそ神秘性を帯びる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅢⅣ 大阪市立東洋陶磁美術館
青磁はエメラルドのように澄んだ青が永遠に広がる。それ故にシンプルなデザインにすることで青磁の良さを最大限発揮できる。模様や意匠などでごまかすことのできない、陶器職人の腕のみで仕上がったものだ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 ⅠⅡ 大阪市…
陶器は中国からの輸入ものが国宝になっていることが多い。青磁鳳凰耳花入はその名の通り持ち手部分が鳳凰になっている。シンプルなフォルムなのに、このアクセントが効果絶大。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 青磁 期間 ⅠⅡ 青磁鳳凰耳花生〈銘万声/〉 文…
陶器は曜変天目茶碗が3点そろい踏みするかが、最大の注目点。藤田美術館、静嘉堂文庫は今年相次いで公開しており、残る龍光院蔵は京都博物館120周年ということで出品の期待が持てる。ただ、それらが揃うとなると昨年の若冲展の動植綵絵30点そろい踏み…