国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【京博】池大雅

池大雅は国宝指定が3点もある南画の巨匠だ。昨年の国宝展に1点ぐらい出ると予想していたが、回顧展への出品に回って、待望の対面となった。 とはいえ、昨年の今頃までは全く国宝に興味がなかったこともあり、池大雅の名前を知らなかった。国宝の十便十宜図で…

【奈良博】春日大社のすべて

奈良国立博物館は奈良公園の一角にある。ところが、公園がどこからどこまでなのかはわかりにくい。なぜなら公園に整備される以前からある寺社仏閣が多数存在し、境目がない。もともと興福寺の領地だった場所が公園として整備されたためだろう。また、道路を…

【畠山記念館】蝶螺鈿蒔絵手箱

大正から昭和初期にかけて、茶道は経営者の嗜みだった。廃仏毀釈と大名の凋落で市場に出回った骨とう品を外国人や国内の経営者が買いあさり、コレクションとした。戦前ならば見ることは叶わなかった品々が戦後50年以上が過ぎ、資産管理を兼ねた美術館運営…

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。