国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【五島美術館】源氏物語絵巻

美術館や博物館、寺院などでは大型連休中だけ客集めたため目玉となる名品を陳列したり特別公開することがある。五島美術館でも今春の優品展を開催している最中、この連休中のみ国宝の源氏物語絵巻を特別展示をしている。 詩と絵の部分を断裁して、板に張り付…

【東博】 名作誕生 つながる日本美術

3月、大阪・中之島に都市型美術館・香雪美術館が誕生した。関東では珍しくなくなった複合施設内の美術館だが、全国的にはまだまだ珍しい。この美術館は芦屋にある朝日新聞の創業の村山家が蒐集した美術品を展示している香雪美術館の兄弟的な存在で、ビル内に…

【九博】王羲之 日本の書

最後の最後で間に合った。王羲之を中心に書を集めた展示「王羲之と日本の書」を九州国立博物館へ観に行った。王は3つの書体を使い分け、フォントの多様性を生み出し新しい書の世界を切り開いた。中国の科挙の試験では王の書き方でなければ内容が正しくても…

【専修寺】御影堂・如来堂

昨年秋、国宝指定となった真宗高田派本山・専修寺の御影堂と如来堂を見に行った。昨年の台風により亀山線が不通となり関西からのアクセスが悪くなっていたが、それが解消したため晴れて見に行く。 一身田駅からすぐの場所にある専修寺はかなり巨大なお堂を有…

【金剛寺】大日如来坐像ほか

天野山金剛寺には数年前に訪れたことがある。その時は金堂の改装工事中で、完成した暁には再訪を誓って拝観しなかった。そして、2018年3月、晴れて金堂の大修理を終えてお披露目と相成ったので訪問した。綺麗になった金堂をお祝いするかのように開花が早かっ…

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。