国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

梵鐘 円覚寺

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北鎌倉駅近くにある円覚寺。最近では三井記念美術館で大寺宝展が開催されていたことは記憶に新しい。その円覚寺の国宝で建築物以外で移動が困難なのが「洪鐘」(おおがね)である。 洪鐘とは大きな釣り鐘のことで、1301年(正安3年)の刻銘されており、製造年がしっかりわかる代物となっている。そして 九代執権の北条貞時が奉納、鋳物師は物部国光であることも分かり、製造から来歴まできっちりとしている。円覚寺の入り口近くの小高い丘の上にあり、時を刻んできたのだろう。ただ、円覚寺自体が山に囲まれているため、見晴らしはそれほどよくない。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。