国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

輪王寺 大猷院霊廟本殿・相の間・拝殿

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日光東照宮を見学するとそれで終わってしまうことがよくある。東照宮はメモリアルホールで本体は奥にある輪王寺である。「日光見ずして結構いうな」は東照宮だけでなく、輪王寺まで見て初めて結構と言える。

輪王寺は家光の霊廟。おじいちゃん大好きの家光がいつも近くに居たいとの思いから造られた。東照宮が白亜の城ならば、こちらは漆黒の宮殿といったところ。全体的に黒で統一されており、そこに金箔を貼ってシックな出来栄えに仕上げている。彫刻も東照宮並みの出来栄えだが、補修工事を終えた直後の東照宮に比べると輝くがない。

大きさは東照宮の半分ぐらいで、本殿も襖絵の狩野派作品以外はあっさりしたもの。さすがに、おじいちゃんより大きいものは造ることを憚ったのだろう。

日光はどこを見学するにしても拝観料が必要で、この規模の美術建築を維持・修繕するには仕方がない。また、拝観中の説明の最後には参拝の祈念品をこっそりとお勧めするあたり、三河商人の血が流れている場所であることを再認識してしまう。

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で無事終了した。 この展示会に出ていない800件以上の品々も見ていきたい。