国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

【平等院】雲中供養菩薩像

2018年。世の中は大人数アイドルグループ人気のピークが来ている。おニャン子クラブに始まる大量アイドル生産は30数年の時を経てビジネスモデルを確立した。仏教界でも大人数仏全盛期があった。十二天像や十六羅漢、二十五菩薩、五百羅漢などがある。その中で、他で見かけないオリジナル大量仏集団が雲中供養菩薩52体だ。

すべての菩薩が雲に乗って、楽器を奏でていている姿は、ローラースケート(光ゲンジ)と演奏(TOKIO)を足したハイブリットアイドルを彷彿とさせる。堂内の高い位置に掲示されていて、52人すべて違う楽器を奏でていて、とても楽しそうだ。

二十五菩薩はお練りで今見られる仏になっているが、52人でも一度やってほしい。なお、お堂では国宝指定のものは半分の二十六体を観ることができ、残りは宝物館に展示してある。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。