国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

旧閑谷学校講堂

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写真右奥の建物が講堂で、これが国宝になる。建物はシンプルではあるが中華思想を反映したもので、火頭窓があしらわれている。内部は板張りで襖で仕切られ、束柱を並べ、ボールト天井がかけられている。

しかし、建物だけではここの良さが伝わらない。手前の石垣がとても特徴的で、石垣の上部がすべて丸みを帯びた仕上がりになっている。そして、敷地を囲むように作れており、これを龍の胴体に例え、敷地全体が龍に守られている様相に仕上げている。奥の聖廟には孔子が祀られており、論語の教育の場であったことから、敷地全体で思想を表現していたのだろう。

  

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。