国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

【東大寺】重源上人像

f:id:kokuhou:20171216205828j:plain

運慶展で会った重源上人に2か月ぶりに対面した。展示会場では彫刻としてじっくりみることができた。表情や衣服に至るまでの凹凸が生々しく表現されており、運慶の技術力とその出来栄えに感服した。今回はお堂内で鎮座お姿で拝見。一段高い位置から見下ろす姿は有難みを感じずにはいられない。脇の愛染明王坐像と阿弥陀如来立像(ともに重要文化財)は単独で祀られていてもおかしくない出来栄えで、常時観ることができればいいのにと思った。さて、重源上人はこの前まで東京へ出稼ぎに行っていたが、来年には震災復興支援のために東北へ行くそうだ。南都焼き討ちの大勧進を開き、東大寺再興の費用を工面した上人だが、坐像になっても勧進する働き者である。

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で無事終了した。 この展示会に出ていない800件以上の品々も見ていきたい。