京博の国宝で、音声ガイドナレーターが竹下景子さんに決まった。それ自体はよいのだが、多くの展示会で人々がガイドを頼るあまり、作品の前で溜まってしまう現象が起こる。特に、人気作品は必ず解説されるため、それを聞き終わるまで立ち止まってしまい、スムーズな観覧の妨げになることがある。ガイドの貸し出しは貴重な収益であるのはわかるができれば、ホームページなどで予習をしっかりできる環境を整え、それでもサポートしてほしい人のためにガイドを活用したほうがよいと思う。(例えば、音声用テキストをアップしておくなど。)
今回のガイド決定の文章には、ひとつひとつ国宝に刻まれた歴史と美の物語を語ると書いてあるが、会期中いくつものパターンで展示の陳列があるので、複数のガイドが必要になる。もし、展示される作品の説明がすべて入っている通期用ガイドがあり、いくらかを払うと会期中はいつでも借りることができるのならば借りてみたい。