国宝を観る

京博で開催される秋展・国宝を観るためのサイト

京都博物館で開催される国宝を楽しむため、出品される作品を独自に星付け。一言コメントあり。詳しい解説はリンクを参考に。

書跡

金光明経 巻第三(目無経)

絵の描かれた巻物の上に、経が書く。そんな経典は多いが、その絵が絵巻物の下絵で、経を書くために設えたものでないことが珍しい。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅳ 金光明経 巻第三 - e国宝

法華経(久能寺経)

今年、国宝に指定された個人蔵の法華経。鉄舟寺同様、絢爛豪華な仕上がりとなっている。 レア ★★☆ 観たい ★★☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅳwww.kobe-np.co.jp

法華経(久能寺経) 鉄舟寺

写経はいろいろな願いを持ちながら書き写してきた。貴族は写経にも最高の贅沢を尽くした。全30巻ある経典を、1巻ごとに一人の担当をつけて計30名の合作にしてた。書かれたものに絢爛豪華な装飾をもって仕上げた豪華版経典となった。 レア ★☆☆ 観たい ★★…

後宇多天皇宸翰御手印遺告

天皇自ら書いた書物が宸翰という。そして、押印すべきところを自らの手形、それも重要な部分に押しまくっているので、よっぽど力の入った宸翰の証拠である。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅲ www.weblio.jp

墨蹟(諸山疏) 竺仙梵僊筆

墨蹟(諸山疏) 竺仙梵僊筆は龍光院の寺宝。つい最近では禅の文化展に出品されていた(最近といっても8年前…)。龍光院の寺宝はなかなかお目に掛かれない。龍光院の建物自体も基本は非公開である。個人蔵や決まった期間(十年以上単位)公開と同じくぐらい龍…

金剛経 蘭渓道隆筆

建長寺を開山した僧の経典。日本初の禅寺が建長寺で、鎌倉に創建された。その後、禅寺は京に次々と誕生した。蘭渓の書は貴重で龍光院の寺宝にふさわしい。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅱ 文化遺産データベース

御堂関白記

数年、道長のちょっとしたブームがあった。流行の発信源は御堂関白日記の中で一般人に親しみが持てる部分を抽出した本が出版されたからだ。解明が進んでいたものを学術的なものが多く、取っ付きにくかったものが一気に読みやすくなったことがブームにつなが…

白氏詩巻 藤原行成筆

複写機もタイプライターもない時代、同じものを残すには写本するしかなかった。明治時代のはじめでも適塾で蘭学書を夜を徹して写したとの記録がある。貴重な本は手間暇を懸けないと手に入らなかった。しかし、貴族、特に天皇家は別。手間暇かけた貴重品を愛…

書巻 藤原行成筆

織田信長が明智光秀に撃たれたのが本能寺。その時、寺は全焼しており、おまけに移転して現在の地へ封入された。一度更地になったにもかかわらず、寺宝として数々所有している。その1点が行成書の巻物。信徒から寄贈された逸品だろう。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ …

伝藤原行成筆仮名消息

京都・鳩居堂の秘宝。春先にNHKの番組で取り上げられていたので、やはり出品したといったところ。美術館などの所蔵物と違いなかなかお目にかかれない。ぜひ、間近でみたい。 レア ★★★ 観たい ★★★ コラボ ★★★ 三蹟 行成無双 期間 Ⅳ 文化遺産データベース

墨蹟 清拙正澄筆

有名寺院の高僧の墨蹟には国宝指定されているものが数多くある。大概は全盛期のものや、歴史上の人物へ宛てたものなどが指定されている。ただ、絶命前の句が残っていてそれが指定されるのは珍しい。日付がしっかり記載されていて、内容も弟子たちへ宛てたも…

運慶展 運慶願経(法華経巻第八)

仏像に魂を込めるため色々な儀式が行われてから彫刻に入る。おそらくは写経をすることで気持ちを高めて長期にわたる彫刻作業の成功を祈念したのだろう。 【運慶展】 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ 期間 通期

法華経巻第六(色紙)

高野山の霊山館の出品予定リストにあり。ネットで見ると東博に寄託しているようで、過去の展示歴が検索で引っかかる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 文化遺産データベース

藤原忠通筆書状案

忠通は摂政・関白を勤め、太政大臣まで上り詰めた時の最高権力者である。若いころから才能が評価される一方で、能書家と知られており大内裏の額を書くほどに評価されていた。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 藤原忠通筆書状案 - e国宝

漢書楊雄伝第五十七

京博が平成27年に購入した国宝。朝日新聞を創業した上野家からの購入物で、金額は3100万円。高いのか安いのか分からないが、昨年末になんでも鑑定団に出た曜変天目茶碗(物議を醸している)が鑑定価格2500万円(最低価格とも言っていた)だったことを考…

万葉集 巻第九残巻(藍紙本)

万葉集は日本最古の和歌集で、貴族から一般人まで幅広く読まれたものを集めた。と教科書で何度も習ったが、考えてみれば実物を見たことがなかった。国宝としては東博と前田育徳会、そして今回出品される京博所蔵のものが指定を受けている。漢字と仮名が混じ…

金剛般若経開題残巻(弘法大師筆)(六十三行)

三筆の一人、弘法大師は様々な書体を書き分けることができる。同巻物も般若経を書いたもので、達筆すぎてなにを書いているの分からない。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 金剛般若経開題残巻〈弘法大師筆/(六十三行)〉 文化遺産オンライン

千手千眼陀羅尼経残巻(天平十三年七月十五日玄昉願経)

千巻写経したにもかかわらず現存はこの1巻のみ。東大寺の記録には納経したことが記されていたが、これが見つかったことで納経したことが証明された。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 千手千眼陀羅尼経残巻(玄ぼう願経) - e国宝

浄名玄論

国宝になる重要な要素は、どのようなものであるかとともに、その物の制作年代である。とても良いものでも制作年代が新しければ同様の古い物から指定されるし、古いからと言って良くないものは指定されない。その意味で、書写年代が明らかな日本最古の仏典で…

芦手絵和漢朗詠抄(藤原伊行筆)

同じくホームページに掲載されているので展示間違いなし。芦の絵と草書体がうまくマッチングしている。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 芦手絵和漢朗詠抄〈藤原伊行筆/〉 文化遺産オンライン

古今和歌集 巻第十二残巻(本阿弥切本)

ホームページでも掲載されており、プレ展でも展示されなかったので、京博所蔵の古今和歌集は展示当確。国指定の古今和歌集は10件あるので、発表のあった高知県所有が短期間展示であるため、1週間ごとの展示変更もあるかも。(これで展示件数の4パーセント…

手鑑「藻塩草」

「翰墨城」(MOA美術館蔵)、「見ぬ世の友」(出光美術館蔵)とともに三代手鑑のひとつ。プレ展での展示ということで手鏡揃はなくなった。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 手鑑「藻塩草」 - e国宝

明恵上人歌集 高信筆

明恵上人は後鳥羽上皇より栂野山を寺域として賜り、高山寺として再興した。華厳宗中興の祖。超天才で清廉潔白な人物であり、和歌にも長けていたため、それを記したもの。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 明恵上人歌集〈高信筆/〉 文化遺産オンライ…

日本書紀神代巻下 卜部兼方筆

京博所蔵の日本書紀巻第二十二(岩崎本)はⅢ期で登場。もう一つの所蔵品の吉田本はプレ展でお目見え。卜部家は鎌倉時代から吉田と名乗ったことから吉田本と命名。天理大学も所蔵。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 日本書紀神代巻上下(吉田本) - e…

一品経和歌懐紙

西行など平安末期の歌人や名筆家が和歌を懐紙に書いたものを集めたもの。スーパースターの寄せ書き。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 一品経懐紙(西行・寂蓮等十四枚) - e国宝

稿本北山抄巻第十 藤原公任筆

典礼を書いたもので、公的な文章よりもラフな書き方が親しみを感じる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 今 稿本北山抄巻第十 - e国宝

新撰類林抄巻第四残巻  

唐時代を代表する詩人の作品が書かれている。世説新書とは違い、ひょろひょろした字体で唐様の草書体だそうだ。内容によってフォントを変えることで、内容に表情を与える。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 今 新撰類林抄巻第四残巻 - e国宝

世説新書巻第六残巻

京博ではプレ国宝展として、京博所有で展示に漏れた書跡7点を常設展にて公開中。本書は名士の逸話が書かれたもので、25字で端正優雅に書かれている。背も見どころ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 世説新書巻第六残巻 - e国宝

真草千字文 智永筆

右に楷書、左に草書と習字の教本だが、智永が収めた800巻の一つで、聖武天皇の遺愛品となれば国宝となる。 レア ★★☆ 観たい ★★☆ コラボ ★☆☆ 期間 10月31日~11月5日

日本書紀 巻第二十二(岩崎本)

日本最古の勅撰歴史書。十七条憲法が記載されているなど、古代から中世にかけての貴重な資料だ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅲ 日本書紀 巻第二十二 巻第二十四 - e国宝

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で、大まかに4期に分けて展示内容を変える。