国宝を観る

京博で開催される秋展・国宝を観るためのサイト

京都博物館で開催される国宝を楽しむため、出品される作品を独自に星付け。一言コメントあり。詳しい解説はリンクを参考に。

書跡

法華経巻第六(色紙)

高野山の霊山館の出品予定リストにあり。ネットで見ると東博に寄託しているようで、過去の展示歴が検索で引っかかる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 文化遺産データベース

藤原忠通筆書状案

忠通は摂政・関白を勤め、太政大臣まで上り詰めた時の最高権力者である。若いころから才能が評価される一方で、能書家と知られており大内裏の額を書くほどに評価されていた。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 藤原忠通筆書状案 - e国宝

漢書楊雄伝第五十七

京博が平成27年に購入した国宝。朝日新聞を創業した上野家からの購入物で、金額は3100万円。高いのか安いのか分からないが、昨年末になんでも鑑定団に出た曜変天目茶碗(物議を醸している)が鑑定価格2500万円(最低価格とも言っていた)だったことを考…

万葉集 巻第九残巻(藍紙本)

万葉集は日本最古の和歌集で、貴族から一般人まで幅広く読まれたものを集めた。と教科書で何度も習ったが、考えてみれば実物を見たことがなかった。国宝としては東博と前田育徳会、そして今回出品される京博所蔵のものが指定を受けている。漢字と仮名が混じ…

金剛般若経開題残巻(弘法大師筆)(六十三行)

三筆の一人、弘法大師は様々な書体を書き分けることができる。同巻物も般若経を書いたもので、達筆すぎてなにを書いているの分からない。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 金剛般若経開題残巻〈弘法大師筆/(六十三行)〉 文化遺産オンライン

千手千眼陀羅尼経残巻(天平十三年七月十五日玄昉願経)

千巻写経したにもかかわらず現存はこの1巻のみ。東大寺の記録には納経したことが記されていたが、これが見つかったことで納経したことが証明された。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 千手千眼陀羅尼経残巻(玄ぼう願経) - e国宝

浄名玄論

国宝になる重要な要素は、どのようなものであるかとともに、その物の制作年代である。とても良いものでも制作年代が新しければ同様の古い物から指定されるし、古いからと言って良くないものは指定されない。その意味で、書写年代が明らかな日本最古の仏典で…

芦手絵和漢朗詠抄(藤原伊行筆)

同じくホームページに掲載されているので展示間違いなし。芦の絵と草書体がうまくマッチングしている。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 未定 芦手絵和漢朗詠抄〈藤原伊行筆/〉 文化遺産オンライン

古今和歌集 巻第十二残巻(本阿弥切本)

ホームページでも掲載されており、プレ展でも展示されなかったので、京博所蔵の古今和歌集は展示当確。国指定の古今和歌集は10件あるので、発表のあった高知県所有が短期間展示であるため、1週間ごとの展示変更もあるかも。(これで展示件数の4パーセント…

手鑑「藻塩草」

「翰墨城」(MOA美術館蔵)、「見ぬ世の友」(出光美術館蔵)とともに三代手鑑のひとつ。プレ展での展示ということで手鏡揃はなくなった。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 手鑑「藻塩草」 - e国宝

明恵上人歌集 高信筆

明恵上人は後鳥羽上皇より栂野山を寺域として賜り、高山寺として再興した。華厳宗中興の祖。超天才で清廉潔白な人物であり、和歌にも長けていたため、それを記したもの。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 明恵上人歌集〈高信筆/〉 文化遺産オンライ…

日本書紀神代巻下 卜部兼方筆

京博所蔵の日本書紀巻第二十二(岩崎本)はⅢ期で登場。もう一つの所蔵品の吉田本はプレ展でお目見え。卜部家は鎌倉時代から吉田と名乗ったことから吉田本と命名。天理大学も所蔵。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 日本書紀神代巻上下(吉田本) - e…

一品経和歌懐紙

西行など平安末期の歌人や名筆家が和歌を懐紙に書いたものを集めたもの。スーパースターの寄せ書き。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 一品経懐紙(西行・寂蓮等十四枚) - e国宝

稿本北山抄巻第十 藤原公任筆

典礼を書いたもので、公的な文章よりもラフな書き方が親しみを感じる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 今 稿本北山抄巻第十 - e国宝

新撰類林抄巻第四残巻  

唐時代を代表する詩人の作品が書かれている。世説新書とは違い、ひょろひょろした字体で唐様の草書体だそうだ。内容によってフォントを変えることで、内容に表情を与える。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 今 新撰類林抄巻第四残巻 - e国宝

世説新書巻第六残巻

京博ではプレ国宝展として、京博所有で展示に漏れた書跡7点を常設展にて公開中。本書は名士の逸話が書かれたもので、25字で端正優雅に書かれている。背も見どころ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 今 世説新書巻第六残巻 - e国宝

真草千字文 智永筆

右に楷書、左に草書と習字の教本だが、智永が収めた800巻の一つで、聖武天皇の遺愛品となれば国宝となる。 レア ★★☆ 観たい ★★☆ コラボ ★☆☆ 期間 10月31日~11月5日

日本書紀 巻第二十二(岩崎本)

日本最古の勅撰歴史書。十七条憲法が記載されているなど、古代から中世にかけての貴重な資料だ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅲ 日本書紀 巻第二十二 巻第二十四 - e国宝

白氏詩巻 藤原行成筆

藤原氏絶頂の時代。唐・白居易の作品は平安文化に大きく影響を与えた。その文集を行書体で書写したもので、伏見天皇愛用品だった。海外文化を和風にアレンジして広めることができたのも、黒子に徹した藤原氏の柔軟性が為せる業なのだ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ …

詩懐紙 藤原佐理筆

三蹟・佐理の筆であり、詩懐紙では現存する最古のものである。平安時代の書跡は中国大陸の影響を色濃く残していたが、三蹟の出現を前後して和風のものが出てきている。文化が変化していく貴重な資料である。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★★ 期間 Ⅳ https://…

三体白氏詩巻 小野道風筆

三蹟の一人、道風作。Ⅳ期の前半のみの展示で、三蹟の中で最も短い展示期間。コラボを観るなら道風目当てで行くしかない。 レア ★☆☆ 観たい ★★☆ コラボ ★★★ 三蹟 期間 11月14日~19日 masaki-art-museum.jp

尺牘(久隔帖) 最澄筆

平安仏教の2大スーパースター、伝教大師最澄。比叡山に修行の場を求め、平安以降の仏教に多大な影響を与えた。ただ、国宝となると空海に比べて少ない。それは延暦寺が戦う僧侶となり、園城寺と争ったり、信長による比叡山焼き討ちにあうなどがあり、その時…

聾瞽指帰 空海筆

弘法大師空海関連の国宝は多い。高野山が都から遠いことや、全国各地を行脚したこと、東寺が京都市中心部から離れていることなどあり、多くのものが戦火を免れたからだろう。また、三筆として筆の達人(5つの書体とも極めている)で、中国では五筆和尚と仰…

土左日記 藤原為家筆

古今和歌集が高知県所有のもので、土佐日記とコラボはなかなか洒落ている。四国の他の3つに比べて、土佐の知名度はこれと坂本龍馬で上げている。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 紀貫之 期間 Ⅰ www.osaka-aoyama.ac.jp

古今和歌集 巻第二十(高野切本)

Ⅰ期の前半、1週間しか陳列されない逸品。古今和歌集は8つが国宝に認定されている。可能性として8つすべて違う期間に展示という、奇想天外な見せ方があるかも。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 紀貫之 期間 10月3日~9日 国 宝 ≪美術工芸品 −書籍・典籍−≫ …

書跡(予想)

三蹟勢ぞろいや最澄と空海(平安仏教2大スター)の共演すら話題にならない。それだけ他分野が斬新なそろえ方となっている。話題を集めるには逸品中の逸品をどうアレンジして展示するかが焦点になる。和書や漢籍、墨蹟、仏教経典など幅広いので、これまでにな…

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で、大まかに4期に分けて展示内容を変える。