国宝を観る

京博で開催される秋展・国宝を観るためのサイト

京都博物館で開催される国宝を楽しむため、出品される作品を独自に星付け。一言コメントあり。詳しい解説はリンクを参考に。

国宝

宋版後漢書(慶元刊本)

中国・後漢のことを書いた歴史書。鎌倉時代初期に作られ、輸入されたもの。米沢藩に伝来したもので、当時のままのものが全60巻すべて揃っているのは珍しい。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅲ 文化遺産データベース

搨王羲之書(孔侍中帖) 王羲之筆

中国史上最高の書家が王羲之である。今でこそ様々なフォントが作られているが、その基礎となる字を仕上げた人物。書聖と称され、科挙試験の解答が王羲之の造ったフォントの基本に合っていない場合は、回答が合っていても正解とはされなかった。マークシート…

三十帖冊子 仁和寺

空海などが唐で書き写した密教の経典。宝相華蒔絵宝珠箱に納めるぐらい貴重なものだ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 平安仏教2大スター 期間 ⅠⅡ 仁和寺について 文化財(書跡)|世界遺産 総本山 仁和寺

今昔物語集

今昔は時間軸でのいまとむかしという意味だけでなく、世界全体という意味合いで使われている。世界のあらゆる説話を網羅した大百科大作といったところ。説話総数が千以上も収録されている。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅲ前 国宝・今昔物語集(京都…

栄花物語

物語シリーズは西尾維新だけではない。真の物語シリーズは平安貴族の内情を書き続けたものだ。宇多天皇から堀川天皇までの約200年の宮中の歴史が書かれている。個々の日記と合わせて読み比べたい。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅳ 栄花物語 - e国…

源氏物語奥入 藤原定家筆

源氏物語は貴族の恋愛模様を描いたもの。平安貴族たちは教養として読んだり、絵巻物にして格調を高めた。とは言うもの背景など知らなければ理解が進まない部分があった。そこで、すべてを簡易に読むための奥入(注釈)が必要。当代随一の文化人で小倉百人一…

古今和歌集 藤原定家筆

古今和歌集の真打?登場。歌道の家柄である冷泉家が所有する古今和歌集。藤原定家の写本で、天皇家へ貸し出した礼状も残っている。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 Ⅰ 古今和歌集〈藤原定家筆/〉 文化遺産オンライン

古来風躰抄 藤原俊成筆

冷泉家は歌道の家柄。古来風射抄は歌論が書かれたもの。上巻が歴史、下巻は歌の抄出となっている。冷泉家にあることが価値の高い証拠だ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ 期間 Ⅰ 古来風躰抄

歌合 巻第六(十巻本)

陽明文庫は五摂家筆頭の近衛家の伝来品を保管している。天皇の近くで護衛する家系は平安時代から脈々と家宝を受け継ぎ、それが国宝級のものばかり。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅰ abc0120.net

古今和歌集 巻第十七残巻(曼殊院本)

曼殊院は新発見があった黄不動とともに同作品を出品。三蹟に並び称される行成筆とされている。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 古今 期間 Ⅰ 曼殊院本古今和歌集 - Wikipedia

古今和歌集 巻第十九残巻(高野切本)

古今和歌集の中で最古の写本。オープニングを飾るにふさわしい逸品。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 古今 期間 Ⅰ前 古今和歌集巻第十九残巻(高野切本) 文化遺産オンライン

日本霊異記 

国宝展の真裏の日程で、東京国立博物館にて開催されている運慶展には興福寺から沢山の仏像が出品されている。となるとおのずと興福寺からの国宝展へ出品されるものは限られてくる。限られた中での日本霊異記出品は国宝がたくさんある興福寺ならではだ。 レア…

灌頂歴名  空海筆

密教マスター空海が入門を許した記録。最澄が筆頭に書かれているが、忙しすぎで学びきれなかった。一方で、最澄の弟子だった泰範は密教に酔心仕切ってしまい、空海の弟子へ転籍してしまうまでなった。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 Ⅱ 高雄山神護寺 |…

弘法大師請来目録 最澄筆

弘法大師請来目録なのに最澄筆となっている。遣唐使時代は最強は国の留学生、空海は末端の留学生だったが、密教を会得して帰国したことで立場が逆転した。のちに最澄の弟子問題で相対するなどしたが、目録作成段階では最澄の方が格上だった。 レア ★★☆ 観た…

伝教大師請来目録 最澄筆

おそらく、今回のような国宝というテーマで京都が舞台ということでしか実現できない組み合わせ。伝教大師請来目録自体を見たところで芸術性はない。また、テーマ設定が宗派だと弘法大師のそれとは揃わない。絶妙なマッチング。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★…

宝相華蒔絵経箱 延暦寺

コピー機のない時代、写経は大事な複写技術であった。大切な写経を収める箱は超一流でなければならない。超有名寺院には宝箱と見間違う経箱が存在し、それが出品される。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 平安仏教2大スター 期間 Ⅱ 文化遺産データベース

宝相華蒔絵宝珠箱 仁和寺

年明けに東京国立博物館で御室派大集合の「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」が開催される。数々の寺宝が出品される予定だが宝相華蒔絵宝珠箱も出品が予定されている。空海などが写経した国宝「三十帖冊子」を納める箱で、平安蒔絵の名品…

花鳥彩絵油色箱

東大寺といえば大仏や金剛力士像など、巨大な彫刻を思い出す。しかし、寺宝には小さい(普通のサイズ)ものが大半である。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅠⅡ 花鳥彩絵油色箱とは - 歴史民俗用語 Weblio辞書

沈香木画箱(法隆寺献納宝物)

法隆寺の宝物は明治時代、天皇家へ献納されたもの。その一部は東京国立博物館の法隆寺宝物館へ受け継がれ、保存・展示している。法隆寺関連で数多くの国宝が存在するが、飛鳥時代が日本文化の夜明けであることの証拠だ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期…

古神宝類(阿須賀神社伝来)

熊野信仰の寄進物。熊野速玉大社の摂社である阿須賀神社で大切に保管されていた。室町時代の貴族の調度品がきれいに残っている。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅢⅣ 古神宝類(阿須賀神社伝来) - e国宝

懸守七懸

四天王寺は日本最古の官営仏寺である。聖徳太子信仰の総本山だが、戦火により建物はすべて焼失した。辛うじて寺宝が残っていて、その一つである。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅢⅣ 文化遺産データベース

唐花文様横被 教王護国寺(東寺)

唐花文様はどこかエキゾチックだ。シルクロードをはるばる渡ってきたオリエント文化と中国文化がうまくミックスしたデザインとなっている。また、幾何学模様とは対極的な花の生命を感じる点は仏教に必要な要素だ。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 期間 ⅠⅡ …

七条刺納袈裟 延暦寺

唐の最新モードファッションが延暦寺に!!遣唐使で高級官僚や僧侶が渡航した目的の一つが大陸文化の輸入であった。留学生として制度や思想などを学ぶことはもちろん、文献や書画、陶器などの物質的なものを持ち帰ることで国のレベルアップに貢献した。 レア…

刺納衣一領 延暦寺

伝教大師・最澄が着たとされる衣。儀式などで用いたの余所行き衣。馬子にも衣裳というぐらいだから、高級僧侶には刺納衣と言ったところか。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 平安仏教2大スター 期間 ⅠⅡ 国宝殿 | 境内案内 | 天台宗総本山 比叡山延暦寺 [Hiei…

太刀 銘 正恒

銘正恒は数振存在しているそうで、その中でも名品らしい。日本刀の違いがいまいち分からないので、比較してみたい。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅠⅡ 太刀〈銘正恒/〉 文化遺産オンライン

太刀 銘 備前国友成造

日本刀の形、鎬造で湾刀が固まってきた時代の刀。平安時代の作で、古備前と呼ばれている。武士の時代にになると大量に生産され、技術も向上して名品がたくさん生まれる。その前記談的作品。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅠⅡ 太刀 銘備前国友成造 - e…

剣 無銘 附 黒漆宝剣拵

平安時代の刀。戦うためではなく、奉納するために造られた。両刃直刀の国宝は数少ない。高級な黒漆による拵は仏具としての形式を整えている。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 通期 国宝 剣

金銀鍍宝相華唐草文透彫華籠 神照寺

竹細工などで編み込んだ籠は庶民のものが、仏具となると唐草文に金銀でメッキした最高級の籠となる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 通期 12578_金銀鍍透彫華籠 :: 東文研アーカイブデータベース

八幡三神坐像 薬師寺

時が経つにつれて色あせていく。像の彩色はその典型で、昔は派手な色で塗られていたものが、現在では木目で雰囲気のあるものに仕上がっていることがある。元の色合いを保つことは難しい。大切に保存されてきた休ヶ岡八幡宮は現在まで色合いが残る貴重な神像…

金銅密教法具 嚴島神社

カープ優勝にわく広島にある厳島神社。瀬戸内海に浮かぶ宮島にあることから、台風などでの浸水被害と隣り合わせになっている。神社自体の被害もでているなか、寺宝を守り抜いて現在まで受け継いだことがすごい。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 通期 …

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で、大まかに4期に分けて展示内容を変える。