国宝を観る

京博で開催される秋展・国宝を観るためのサイト

京都博物館で開催される国宝を楽しむため、出品される作品を独自に星付け。一言コメントあり。詳しい解説はリンクを参考に。

六道と地獄

餓鬼草紙

そもそも鬼を見たことのある人はいない。鬼は架空の妖怪だ。架空のものを想像させるには絵にすることが肝心だ。いくら文字で表現したところで伝わりづらいことでも、絵で見たら一目で理解できる。絵巻物は餓鬼がいかにおどろおどろしいかを端的に表現してい…

山越阿弥陀図

一個人(KKベストセラーズ)9月号には国宝への出品未発表作品で期間などの情報が掲載されているのが数件あった。その一つが山越阿弥陀図 (京博所蔵分)。永観堂にも同じ題材のものが国宝に指定されているが、前者は集団でこれから行動を起こしそうな構図…

源信展 阿弥陀二十五菩薩来迎図

地獄の反対は極楽。浄土信仰は極楽に行くためには現世でなにをすべきかを説くが、その極楽のすばらしさが分からなければ信仰心も揺らいでしまう。すばらしさを図とした阿弥陀二十五菩薩来迎図 を観ることで極楽に行きたいと誰しもが思う出来栄えである。菩薩…

源信展 雲中供養菩薩像 平等院

平等院内に極楽浄土を表現するため、52躯の菩薩が立体配置されている。その一躯を展示していたが、資料的な価値はあるものの迫力はない。六道絵がコンプ展示だったのに比べてしまうが、見劣り感が否めない。例えるならば、三十三間堂に千体の仏像があるから…

源信展 一遍聖絵

源信の思想に共鳴し、念仏布教により時宗を確立した一遍上人の絵巻が源信展・前半のはじめのみ展示されていた。路地や屋敷内など処構わず布教し、熱狂的な市井の民からの支持を初め、輿に乗る貴族からも慕われる姿が描かれていた。 期間ⅠⅡ 一遍上人伝絵巻 巻…

源信展 六道絵編

国宝展の予習として、奈良博の源信展へ行く。前期の目玉だった六道絵は国宝展へ出品されるが4幅ずつを入れ替え2回、計8幅を観ることができる。ここが国宝展の限界で、200件近いものが期間内に展示されるとはいえ、1件当たり複数が指定されている場合…

病草紙

西洋の医学が入る以前、病は気からと言われるぐらい非科学的な研究しかなく、原因が特定できない呪いのような存在だった。だから、鬼や地獄と同じ扱いで病が論じられている。もし名医ならば絵を観るだけでなんの病気か分かるかもしれない。 レア ★☆☆ 観たい …

地獄草紙

地獄の窯の蓋を開けるとどうなるか。たぶんテレビは自主規制により流せないぐらい、グロテスクな表現のオンパレード。地獄絵図とはまさにことのことだ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 草紙 期間 Ⅰ www.narahaku.go.jp

餓鬼草紙

鬼を誰も見たことがない。でも日本の昔話には鬼が切っても切れない。進撃の巨人も鬼が巨人になったと考えれば、西洋風昔ばなしである。昔の人が書いた進撃の巨人が餓鬼草紙というと親近感がわく。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 草紙 期間 Ⅱ 餓鬼草紙 - e…

六道絵

あの世は恐ろしいところである。その恐ろしいところへ行かないために現世で善を積むことが大事である。では、あの世の恐ろしさとは何なのか。それを絵にしたのが六道と地獄絵巻などである。淀川長治風に言うと実に怖いですね。怖い。怖い。怖い。 レア ★☆☆ …

六道と地獄(予想)

仏画の範囲なのか絵巻物の範囲なのか、カテゴリーとして設けられているが、あと辟邪絵 が出品されるとコンプリートになりそうだ。同カテゴリーはⅠ期Ⅱ期(前半)に固めてみることができそうだ。 出品発表済み 国宝 六道絵 15幅のうち8幅 (聖衆来迎寺) 【 I …

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で、大まかに4期に分けて展示内容を変える。