国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

中世絵画

【京都名品展】花鳥図襖 狩野永徳

大徳寺の塔頭寺院、聚光院にある襖絵。数年前に聚光院で狩野永徳筆の福間絵を公開したことがある。寺院自体の公開もほとんどない中で、すべて本物をはめ込んだもので、当分見ることができない企画だった。 そんな特別な公開イベントではなく、襖絵のみの公開…

周茂叔愛蓮図 狩野正信筆

九博は新しく出来た博物館のため、国宝の所有数がほかの国立博物館に比べて少ない。所有しているのは3つ。太刀 銘来国光が東博、栄花物語が文化庁からそれぞれ所有を移管。そして、目玉となる作品として個人蔵だった周茂叔愛蓮図 狩野正信筆を購入した。 狩…

【MAO】紅白梅図屏風 尾形光琳

MAO美術館の国宝3点一挙公開の目玉は紅白梅図屏風である。左に白梅、右に紅梅を配して、屏風の中央に川が流れる表現を金をうまく使って表現している。川の流れは雄大にも関わらず、梅の枝葉が鋭利に躍動しているので早さを感じる。梅が咲き、春になる速さ…

慧可断臂図 雪舟筆

国宝展で雪舟国宝作品6点一気見をした。そして、春に「名作誕生 つながる日本美術」で天橋立図、秋には毛利博物館で四季山水図が展示され、雪舟の名作が堪能できた。 今回は年末年始の京博企画展にて慧可断臂図が出品されていた。墨彩にも関わらず切断した手…

【東博】 名作誕生 つながる日本美術

3月、大阪・中之島に都市型美術館・香雪美術館が誕生した。関東では珍しくなくなった複合施設内の美術館だが、全国的にはまだまだ珍しい。この美術館は芦屋にある朝日新聞の創業の村山家が蒐集した美術品を展示している香雪美術館の兄弟的な存在で、ビル内に…

國華 聖徳太子絵伝 秦致貞筆

聖徳太子の事績を描いた絵伝。もともとは障子絵だったものを屏風絵に仕立て直した。平安時代の作品で、10面のなかに60の太子が起こした事象が書かれている。厚い太子信仰が感じられる作品である。 レア ★★☆ 観たい ★★☆

【国宝】燕子花図屏風 尾形光琳筆

琳派の最高傑作のひつとで、Ⅳ期最大の見世物。尾形光琳の燕子花図屏風が100年ぶりに京都へ帰ってきたと喧伝しているが、これだけ交通網が発達した時代なのだから、その気があれば帰って来られただろう。 宗達の風神雷神図よりはましだが、近くで観ると劣…

【国宝】水色巒光図 伝周文筆

周文は雪舟の師匠にあたる。その周文が描いたとされる2作もそろい踏みで展示されている。山水画の基本に忠実で、ともに空想の理想郷の中に山荘が描かれている。隠居して住みたくなる風景となっている。

【国宝】慧可断臂図 雪舟筆

国宝展・Ⅰ期の見どころは雪舟の国宝指定全6作品勢ぞろい。早い段階から発表があり、展示会全体のアピールポイントにもなっていた。水墨画の巨匠である雪舟は単独でも展示会が開催できる超ビックネームである。その傑作6点を贅沢に1室に見渡せる形で展示し…

瀟湘八景図襖 狩野松栄筆

聚光院の襖絵再生事業が完結。昨年はお披露目の年となり、大いに盛り上がった。座敷にいるだけで、様々な景色が堪能できる、さしずめプロジェクションマッピングといったとろこだ。 レア ★☆☆ 観たい ★★☆ コラボ ★★☆ 狩野派 期間 Ⅳ http://www.jukoin.com/

周茂叔愛蓮図 狩野正信

狩野派の始祖である正信の傑作。絢爛豪華のイメージのある狩野派だが、題材は中国画テイストの風景画。派手さは全く感じないし、後の一大派閥が形成される雰囲気もない。土佐派で大和絵を学んだそうだが、現存している少ない作品には大和絵はないらしい。想…

天橋立図 雪舟筆

天橋立図は鳥観図としても最高峰で、京都にあることが最も似合う作品だ。現在でも観光地である天橋立だが、ほぼ当時の姿のままなことが分かる。ドローンもない時代に、如何に創造性豊かだったということが分かる。 レア ★★★ 観たい ★★★ コラボ ★★★ 期間 ⅠⅡ w…

山水図 雪舟筆

雪舟国宝コンプ達成の最。おそらく雪舟の作品のみの展示室になるので、水墨画のパラダイスとなる。 レア ★★★ 観たい ★★★ コラボ ★★★ 期間 10月3日~22日 www.city.kurashiki.okayama.jp

慧可断臂図 雪舟筆

山水画が多いが、宗教画も数多く手がけている。明での勉強は中国各地の風景を写生し、風景こそ最大の師とまで言わせるぐらい雪舟は山水画に没頭した。それが高じて庭園も多く手がけている。その一方で、中国画の技法を学ぶため、またパトロンたちの要望もあ…

破墨山水図 雪舟筆

雪舟の国宝認定作が6点すべて揃う展示会は次回はいつ開かれるのだろう。そう考えると今回見逃すと一度に見る機会は永遠にないかもしれない。今回の国宝、前半の最大の見せ場であり、大混雑必至である。 レア ★★☆ 観たい ★★★ コラボ ★★★ 期間 10月3日~22日 …

秋冬山水図 雪舟筆

秋冬山水図は2幅の違いを見比べると、水墨画なのに寒暖まで伝わる匠の技巧が体感できる。色彩があればわかりやすいのだが、墨の濃淡だけで表現されている。遣明船に乗って留学し、同時代の画家には観るべきものがないと言った実力は伊達ではない。 レア ★★☆…

四季山水図巻(山水長巻) 雪舟筆

10メートルを超える水墨画。雪舟自身が周防の大内氏の庇護を受けていた。山口の毛利博物館所蔵で、山口県には雪舟関連の寺院も多く残っている。 レア ★★☆ 観たい ★★★ コラボ ★★★ 雪舟 期間 10月3日~22日 四季山水図 - e国宝

瓢鮎図 如拙筆

妙心寺の塔頭寺院・退蔵院所有の掛け軸。日本庭園と桜の綺麗な院で、枯山水と池泉庭園を備えている。レプリカがあったがそれを忘れるぐらい春の庭園群がよかった。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ www.kyohaku.go.jp

中世絵画(予想)

発表第一弾の目玉は雪舟6作そろい踏みだった。このインパクトは絶大。おそらく、今後数年間、長ければ数十年揃うことはないだろう。この分野はこれ以上の興奮できるコラボを設定するのは難しい。前期最大の見せ場である。 出品発表済み 国宝 瓢鮎図 如拙筆 …

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で無事終了した。 この展示会に出ていない800件以上の品々も見ていきたい。